数珠の選び方・使い方
公開日:2023/03/30
更新日:2023/05/02
数珠(じゅず)は念珠(ねんじゅ)ともいい、僧侶ではない一般人が持つことを許され、仏様やご先祖様と向き合う時にはかかせない法具のひとつです。
数珠はお経を唱えるときに、一珠ずつ珠を繰ることで何回お経を唱えたかの回数を数えるためのものであり、数珠をもって仏様に手を合わせれば煩悩が消滅し、功徳が得られるとも言われています。
各宗派によって種類や扱い方に多少の違いはありますが、お葬式や法事に参列する場合には自分の宗派のものを使ってもかまいませんので、必ず持参しましょう。また、持参するときには念珠入れなどに入れ、大切に扱いましょう。
(神式やキリスト教式のお葬式には持参しません。)
<数珠の種類>
数珠は大きく分けて、略式の片手数珠と本式の本連数珠に分けられます。一般的には片手数珠が宗派を問わず使えるのでおすすめです。
また、本来は老若男女の区別をしないものでありますが、現在の慣習では男性は大きい珠の数珠を、女性は小さい珠の数珠を選ぶことが一般的です。
数珠 男性用
数珠 女性用
珠の材質には、木の素材(黒檀・紫檀・白檀など)や木の実(星月菩提樹・金剛菩提樹など)、石(水晶・翡翠・オニキスなど)などさまざまな種類があり、房の形にも、梵天房、頭付房、紐房などがあります。珠の材質や房の形状、色による宗派の決まりはありませんので、自分に合った、お好みの数珠を選びましょう。
<お焼香をするときの数珠の扱い方>
◇持ち方
数珠は房が真下にくるように左手に持ちます。長い数珠なら二重にして持つか、左の手首に掛けておきます。焼香するときも左手に持ち、合掌した後また左手で持ちます。
◇合掌の仕方
房が真下にくるように、両手の親指と人差し指の間にかけ、親指で軽く押さえるようにして合掌します。(宗派に合わせた長い数珠は各宗派によって掛け方が異なります。)
数珠を使った後は、やわらかい布などで軽く汚れをふき取り、しまっておくときには、専用の念珠入れや桐箱、紙箱に納めます。
数珠の紐が切れてしまったときには修理ができますので、珠を大切に保管して大野屋にご相談ください。
念珠入れ
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