この場合のクレームは、「最後のお別れを告げたかったからこそ」の善意からくる非難とも言えます。
なるべく、本人・配偶者・子供のそれぞれの親戚や会社関係、友人など、関係性を十分考慮した上で、お葬式に参列して欲しい方を、事前に家族で話し合って決めておきましょう。いつでも更新できるように、関係性や連絡先などをリスト化し、家族で共有しておくことが大切です。
それでも、昔の知人などから、突然「連絡が無かった」と非難される場合も想定されます。
この場合のクレームは、あくまでも故人様に好意をお持ちの方が、「せめて最後のお別れくらい告げたかった」と想われたからこその善意からきている行動です。やるせないお気持ちは双方同じですが、故人様のご希望だったこと、突然だったことなど状況をご説明し、例えば「最小の身内のみで行った」状況や進行された事柄など、実際にどのようにして進行していったのかを、順を追ってご説明されるといいかと思います。
葬儀を終え、落ち着いた頃に、お手紙やお葉書にて、改めお礼のご一報を差し上げましょう。